介護の仕事を知る

そもそも介護とは何か?
日常生活を当たり前に過ごすために必要な能力が、病気など何らかの理由で、できなくなった部分を補うこと。その人がその人らしく過ごせるようにサポートすることです。
介護とは実際どんな種類の仕事なのか?
介護というと、食事や入浴の世話といった直接介助のイメージが強いかもしれませんが、環境を整えるといった間接介助、情報共有のためのケア記録、よりよい仕事のための情報収集など、実際には色々な仕事があります。すべての仕事はご利用者のよりよい生活を支える大切な仕事です。
◆ 直接介助・・・・・・・・・
コミュニケーション/移乗/食事/排泄/入浴
◆ 間接介助・・・・・・・・・
環境整備/掃除・洗濯/必要物品の準備など
◆ 記録等・・・・・・・・・・
ケア記録/報告書/起案書/物品管理
◆ よりよい仕事のため・・・
チームワーク/情報収集/委員会/研修
介護の魅力は?
人生のお手伝いをさせていただく中で、症状が回復されたり、できなかったことができるようになったりすることをご本人や家族とともに喜び、分かち合うことで、人の役に立っている実感が得られます。「ありがとう」と声をかけていただけるとうれしくてモチベーションもアップします。
介護職の将来性は?
高齢化社会の中で、ずっと求められる仕事です。介護が必要になってからではなく、実際は予防の面のアドバイスでもお役に立てるので、人生のサポートをする仕事として今後ますます活躍が求められています。また、高齢になっても働ける仕事としても魅力的です。
どんな人が介護職に向いていますか?
年配の方に敬意をもって関われる方や人と接するのが好きな方が向いています。人と接するのが少し苦手な方でも、暮らしの場ですので、基本的には家で生活するのと同じ感じで関わっていただければ大丈夫です。

よくある質問

Q1 残業は多いですか?
answer 介護業界で働く方の5割強は残業がないと言われています。
Q2 夜勤は多いですか?
answer 夜勤はありますが、労働基準法に準拠しています。
Q3 休日・休暇は少ないですか?
answer 他の職種と比べても、ほぼ同等の日数です。(平成30年度は年間122日でした。)
Q4 介護の資格には主にどんなものがあるでしょうか?
answer
  • ・介護職員初任者研修
  • ・介護福祉士実務者研修
  • ・介護福祉士
  • ・ケアマネジャー(介護支援専門員)
  • ・介護事務
  • ・福祉用具専門員
  • ・喀痰吸引等研修
  • ・同行援護従業者養成研修
  • ・レクリエーション介護士
  • ・行動援護従業者養成研修
  • ・移動介護従業者(ガイドヘルパー)
  • ・介護予防運動指導員
  • ・認定介護福祉士
  • ・難病患者等ホームヘルパー
  • ・重度訪問介護従業者
  • ・サービス介助士
  • ・介護プロフェッショナルキャリア 段位制度
Q5 介護の仕事をするためには
どんな進路が一般的ですか?
answer
介護福祉士として仕事をするには、国家資格である「介護福祉士」の免許を取得する必要があります。免許取得方法には、大きく分けて養成施設ルート、実務経験ルートの2つがあります。

◆ 養成施設ルート
資格所得をしてから介護施設に就職をするパターンで、高校を卒業した後、文部科学省や厚生労働省が指定した介護福祉士養成施設で学んで介護福祉士になるルートです。実技試験が免除され、卒業後、筆記試験にのみ合格すれば資格を取得することができます。

◆実務経験ルート
介護施設で働きながら資格取得を目指すパターンです。病院や社会福祉施設などでの実務経験が3年以上あれば、試験を受けることができます。実技試験は免除となりますが、筆記試験に加えて「実務者研修」を受ける必要があります。
Q6 一般企業に勤めていて、無資格で、
介護の仕事への転職は可能ですか?
answer 可能です。上記の実務経験ルートに該当します。